(56) 接合研究例-6(チタンのMIGスポット溶接技術)

内容

○火力発電所復水器内面に薄板チタンを貼り付け、通電することで海洋生成物の付着を防止する技術が開発されています。従来、チタン板同士の接合に抵抗スポット溶接を適用していましたが、接合強度が不十分という課題がありました。ここでは、チタン板裏面に接着剤が存在する継手でも安定して接合できる溶接法を検討しました。
○0.3 mm厚さのチタン薄板継手を、溶落ちなく、裏面の接着剤への損傷を抑えるため、CMT電源を用いた極めて低入熱のMIGスポット溶接技術を適用するとともに、現地施工を想定した全姿勢溶接での溶接安定性を実現するためのMIGスポット溶接トーチを開発しました。
○本研究成果の「アークスポット溶接トーチ」は、(株)ナカボーテックと特許共同出願済みです。


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