(50) 材料評価例-5(2.25Cr-1Mo-V鋼溶接金属のクリープ破断寿命予測)*)

内容

○2.25Cr-1Mo-V鋼などの耐熱鋼は、高温高圧下での使用中にクリープ現象が発生するため、クリープ破断寿命を予測することが求められます〔クリープ試験の詳細は(11)項を参照〕。
○鋼材単体ではクリープ破断寿命を求める方法が幾つか提案されていますが、Monkman-Grant則では最小クリープ速度から破断寿命(以降、破断時間)を予測することが知られております。ただし、溶接金属については、クリープ破断寿命予測に関する研究事例はほとんどありませんでした。そこで、2.25Cr-1Mo-V鋼溶接金属を対象に、Monkman-Grant則の適用可否を検討しました。
○1000時間程度の短時間クリープ試験について予測した破断時間は、実測値とよく一致することが分かりました。また、本試験範囲内では、最小クリープ速度は破断時間の15~ 20%で得られており、クリープ破断寿命を早期に予測できることが分かりました。
○本研究は、㈱神戸製鋼所 溶接事業部門 技術センターとの共同研究です。


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